動作環境

Unity2019.4推奨

※Unity2019.1以上であれば動作するが、2019.4未満を利用するとShaderGraphの対応するバージョンが古くなる

Universal Rendering Pipelineのインストール

ShaderGraphはUnityが作成した新しいRenderingPipeline上で利用できる。具体的には、ハイエンドな表現に対応するHigh Definition Rendering Pipeline(以下HDRP)とその他一般的な表現に対応するUniversal Rendering Pipeline(以下URP)で利用可能。

また、HDRPないしURPをインストールすることでShaderGraphも同時にインストールされる。

今回はより汎用的なURPをインストールする。

  1. PackageManagerを開く

メニューバーからWindow -> Package Managerを選択する。

2. Universal RPをインストール

右上の検索欄にuniversal rpと入力、左側の一覧に出てきたPackageを選択し、インストールする。

3.Render Pipeline Settingsの作成

Assets以下にRenderingPipelineフォルダを作成する。そのフォルダ内で右クリックCreate -> Rendering -> Universal Render Pipeline -> PipelineAsset(Forward Renderer)を選択する。

UniversalRenderPipelineAssetとUniversalRenderingPipelineAsset_Renderが作成されたことが確認できる。

4. Render Pipeline Settingsの適用

メニューバーからEdit -> Project Settingsを選択、左側の項目からGraphicsを選択する。画面上部にあるScriptable Render PipelineSettingsに先ほど作成したUniversalRenderPipelineAssetを設定する

以上でShaderGraphの利用準備が整った。

補足情報

HDRPないしURPを用いずともCore RP Library(Scriptable Render Pipelineのコア機能)とShaderGraphの組み合わせでShaderGraphを利用することができるが、描画機構をはじめから組み上げる必要があるため手間がかかるものとなる。一般的なゲーム開発で利用するのであればURPの利用で十分だろう。